“英国の誇り。マン島TTで王者に君臨した120年の歴史”
1898年創業の世界最古のバイクメーカーの一つ。マン島TTレースで数多くの勝利を誇り「英国バイクの象徴」として君臨した。アイソラスティック・フレームで振動問題を解決したCommandoは、Motor Cycle誌のバイク・オブ・ザ・イヤーを5年連続受賞した傑作。
フェザーベッドフレーム(羽根のように軽い・しなやか)に代表されるシャシー哲学。純粋な英国のエンジニアリング美学——削ぎ落とされたシンプルさの中に職人技が宿るデザイン。
マン島TTレースでの圧倒的な強さは「ノートン帝国」と呼ばれた。マンクスノートンによる1950年代のGPレース制覇、フェザーベッドフレームの採用による操縦性向上はレースシーンに革命をもたらした。
1898年、バーミンガムのジェームズ・ランシロット・ノートンが部品販売店として創業。1902年には独自エンジンの製造を開始した。
1907年から始まったマン島TT(ツーリスト・トロフィー)レースでノートンは強さを発揮。1924年のAlec Bennettによる勝利以降、マン島TTでの記録は30勝以上に達する。
1950年代、マンクスノートンGPレーサーがF1バイクレースを席巻。手作業で仕上げられたマンクスエンジンの精度と信頼性は神話的存在となった。
1967年、アイソラスティック・フレームを採用したNorton Commandoが登場。英国バイク最大の問題であった振動をエンジンをゴムマウントすることで解決し、Motor Cycle誌のBike of the Yearを1968〜1972年の5年間受賞した。
1975年に一度倒産するが、その後も様々な形でブランドは存続。2012年にノートン・モーターサイクルズとして完全復活。2020年にインドのTVSモーターが買収し、現在も高品質な英国製バイクを生産し続けている。
マン島TTを制した伝説のGPレーサー。手作りエンジンの精度は芸術品。
並列2気筒フェザーベッドフレームの完成形。英国バイクの黄金時代を彩る。
Commandoの最終進化形。850ccの力強さと英国ツアラーの醍醐味。